
有馬温泉のアート旅館 高山荘華野の「レストラン四季亭」では、インド洋の楽園セイチェル島で採れた椰子の実(やしのみ)〈ココ・ド・メール〉を花器に見立てた掛花入を展示しています。
世界的プリミティブアート・コレクター稲葉 京(いなば たかし)氏が選び抜いた一点物で、艶やかな曲面と自然が刻んだテクスチャーが、漆喰壁や木の梁と驚くほど調和します。
館主は「稲葉さんの大胆な発想に射抜かれた」と語り、なげいれの草花を活けて南洋の生命力と日本の静謐を表現しています。
椰子の実(やしのみ)の存在感は、空間を柔らかく引き締め、料理の色彩までも際立たせます。プリミティブアート、掛花入、稲葉 京の審美眼に惹かれる方は、ぜひ華野のレストラン四季亭で“偶然の妙”を体感し、アートと食が溶け合う贅沢な時間をお楽しみください。